uemachi まちづくり提案事業助成 uemachi 募集要項 uemachi 様式 uemachi 過去の実績 uemachi
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平成26年度【審査結果】
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平成26年度【事業概要】
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平成25年度【審査結果】
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平成25年度【事業概要】
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平成25年度【事業報告】
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平成24年度【審査結果】
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平成24年度【事業概要】
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平成24年度【事業報告】
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平成23年度【審査結果】
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平成23年度【事業概要】
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平成23年度【事業報告】
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平成22年度【審査結果】
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平成22年度【事業報告】
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平成21年度【審査結果】
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平成21年度【事業報告】
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平成20年度【審査結果】
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平成20年度【事業報告】
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平成19年度【審査結果】
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平成19年度【事業報告】
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平成18年度【審査結果】
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平成18年度【事業報告】
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上町台地マイルドHOPEゾーン協議会
「まちづくり提案事業」選定事業の概要
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団体名 uemachi NPO(市民団体)OSAKAゆめネット
代表者名 uemachi 下田三七男
事業のテーマ・タイトル uemachi 「祈りの難波宮 キャンドルナイト&難波宮おおそうじ
主旨 uemachi  大阪市中央区法円坂にある難波史跡公園は、古い歴史をもつ古代都市大阪の象徴として貴重な遺産として存在する。しかし、まだ広く一般に知れ渡っているとはいえない。都心に公園として保存された文化資源である「難波宮跡」の活用を通じて、コミュニティー活動の活性化を図る。
 また、昨年起きた東北地方太平洋沖地震では未曾有の大規模災害となり、台風や大雨による被害も多くあり、追悼、鎮魂の意を込め「キャンドルナイト」を行う。
 日本書紀によると白雉3年(652年)12月、難波長柄豊碕宮で「天下の僧尼を内裏に呼び、設斎、大捨、燃明した。」(原文:冬十二月晦於味経宮請二千一百余僧尼使読一切経是夕燃二千七百余灯於朝庭内使読安宅土側等経於是天皇従於大郡遷居新宮号曰難波長柄豊碕宮)とあり、歴史的にも意義のある催しである。
 さらに清掃活動をすることで、歴史だけでなく環境意識や地域の繋がりを生み出すことができ、継続して実施することで定着を目指す。
内容 uemachi @午後2時〜4時 清掃活動(難波宮おおそうじ〜クリーン大作戦〜)
A午後3時〜7時 交流コーナー ステージとワークショップ
  難波宮の歴史案内、音楽演奏等を行い、様々な団体とともに新しい枠組みの仲間作りと交流に寄与する。
Bキャンドルナイト
  手作りキャンドル制作
  大極殿、又はまわり(石のところ)に配置。
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団体名 uemachi 空堀子どもまちづくりの会
代表者名 uemachi 中尾謙太
事業のテーマ・タイトル uemachi 空堀子どもまちづくり〜子ども向け空堀本をつくろう〜
主旨 uemachi 空堀地区では、戦災を逃れた古い長屋や路地が数多く存在している。しかし、それらの土地が大規模なマンション建設や駐車場に変化することにより、その風景も変わりつつある。現在、空堀地区では活発にまちづくり活動が行われているが、実際に住民の意見が見えてこない現状がある。私たちは、地元住民の意見を尊重し、地元の将来像の検討を促す機会をつくる必要があるのではないだろうかと考えている。私たちの設定するキーワードは「子ども」である。地域の将来を担う子どもたちに地域の魅力や課題を考えてもらい、問題意識を地域住民全体に波及させることをねらいとする。子どもをはじめとする地域住民が自らの手で将来も住み続けることができるようなまちをつくっていくことを最終的な目標として設定している目的とする。
内容 uemachi これまで培ってきたワークショップの成果を踏まえて、「子ども向け空堀本」を作成する。「子ども向け空堀本」は、空堀の地域資源をピックアップし、小学校の授業で地域を考える際の副読本として使用できるようなもの、あるいは家庭や地域で子どもと大人とが共に読むことができるものとしたい。子ども向けの内容としながらも、空堀の魅力を地域内外の大人たちにも伝えるものとする。にする。この「子ども向け空堀本」を作るプロセスを地域の子どもや大人たちと一緒にワークショップで行う。現在調整中であるが、アーティストと連携して実施することを検討している。ワークショップではまち歩きを通じてから、空堀の魅力や地域資源を発見するとともに、成果物を公表・共有するためのワークショップも実施したい。。
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団体名 uemachi からほり倶楽部
代表者名 uemachi 黒田頼子
事業のテーマ・タイトル uemachi 今までになかった空堀の魅力マップ作成と情報ネットワーク
―福祉、教育、産業、マニアック… 空堀にはもっともっと注目する点があった!
主旨 uemachi

からほり倶楽部で過去に作成したエリアマップにもよく配置し、テレビや雑誌などにもよく取り上げられるのは、「昔ながらの建築物」「長屋を再生した商業施設」「歴史的に有名なスポット」など。確かにそれらは、空堀の魅力として大切な資産だが、空堀を知っている人から見れば、「もうよく知っている、もっと他には?」と感じているのではないだろうか。
空堀の魅力スポットとしての情報発信が、建築や歴史的なものに偏るのは、現状、福祉や教育、産業などさまざまな情報の一元化をするネットワークがないからと感じている。
今回のマップ作成プロジェクトでは、ただ単なるマップ作りではなく、それを通して今までからほり倶楽部のメンバーと接点のなかった他の分野で活動している人や団体にインタビューするなどし、自分たちだけで魅力をひねりだすのではなく、専門分野の方のリソースをヒアリングし、マップをつくりながら、今後の地域情報発信のネットワーク化、多角化、一元化をからほり倶楽部が行っていけるような、体制を作る事を最終的な目的としたい。

また、まちの見所や、マップを作る際の切り口は、時代と共に変わったり、新しい切り口をもっと考えてもいいのではないか。
例えば、
「福祉施設やサービスが豊富な町」「子育てに優しい町、子供が多い町」「外国人が魅力を感じる町」
など、住人や訪れる人の特性を考えた切り口もある。
ほかには、
「お地蔵さんが多い町」「隠れ家バーが多い町」
などマニアックな趣味の切り口も考えられる。
今までになかった切り口、またよりマニアックな切り口でマップを作成し、町の魅力をより多角的に露出することにより、地域の人にはもちろん、地域以外の人にも、より幅広い層から空堀に対する興味を持ってもらい、住人はより地域愛を大きくし、また住人でない人は町に足を運んでもらえるようになることを、このマップ制作のねらいとしたい。
今まではハード(建築物や施設)の創造も行ってきたからほり倶楽部が、次世代の活動としてソフト(新しい切り口の地域情報発信や倶楽部活動、それらを統括するネットワーク)の創造を行っていく新しい活動のスタートとしたい。

内容 uemachi ■ターゲットやテーマ別に空堀マップを作成
魅力多い空堀地区を今までにないような、よりマニアックなテーマやターゲット別にマップを作成する。
例:
「子育てニコニコマップ」・・・公共の子育てサポート施設だけでなく、子連れ歓迎レストランや絵本スポット、駄菓子屋さんなど
「お達者マップ」・・・お年寄りの交流スペースや介護用品屋さん、デイサービスなど
「撮影スポットマップ」・・・カメラが趣味の人向けの撮影スポットマップ
「お弁当・お持ち帰りマップ」・・・お年寄りにも優しい、お弁当やお持ち帰りのあるお店がわかるマップ
「海外からのお客様向けマップ」「隠れ家バーマップ」「お地蔵さんマップ」「歴史イベントマップ」「カフェマップ」「ギャラリーマップ」「町工場マップ」など、細かく区分けし、マップの利用者によってその人好みのマップを複数組み合わせる事が可能にする(インターネット上で)。
■各テーマに精通する方、団体へのインタビュー実施
各テーマや切り口に精通する人にインタビューを行い、マップ作成に活かす。
インタビュー内容はHPやマップにも掲載する。
例:
「お達者マップ」・・・介護関係施設やコミュニティなど
「撮影スポットマップ」・・・人気カメラ店など(撮影ツアーなど行っている)
「歴史イベントマップ」・・・まちあるきのプロフェッショナルなど
「子育てニコニコマップ」・・・子育てサークルなど
■各テーママップを手にまちあるきを実施
実際に地図を手に歩きながら、マップに掲載するスポットを散策するまちあるきイベントを開催。
その分野に詳しいオピニオンリーダーにまち案内をしてもらう場合も。
■各団体やターゲットに合わせてマップを作成、印刷・配布
最終的には、マップを印刷物に制作し、印刷・配布する。マップ作成にインタビューや情報提供において協力してもらった団体や施設を中心に、その他下記のような場所に配布することで、情報発信していく。
ターゲットと配布場所例:
子育て家庭・・・地域の小児科、耳鼻科、子育て支援施設など
年配の人・・・地域の病院、介護施設など
カメラ好きな人・・・地域のカメラ店、カメラの専門学校など
外国人・・・外国人が集まるカフェ、宿泊施設など
若い女性・・・地域の雑貨店や、商業施設など
「カメラにしか興味がない」「子育てに忙しくて・・」といったような今までまちづくりや、地域情報の共有に興味がなかった人にも、からほり倶楽部の活動に興味を持ってもらい、まちづくり活動を広めていく。
■マップの発表会&交流会を実施し、その後の継続へ
発表&交流会では、マップ作りに協力いただいた方や団体を招き、今後の情報協力のお願いや、情報の発信方法についてなども話し合いを行う。マップが完成して終わり、ではなく継続して情報発信していける体制をつくっていく。
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団体名 uemachi 直木三十五記念館
代表者名 uemachi 小辻昌平
事業のテーマ・タイトル uemachi 上町台地を繋ぐことば「きき、はなし、よみ、かく」
主旨 uemachi 直木三十五が小説家・作家としての広いバックグラウンドは大阪・上町台地の中に豊富にある「ことば」の文化があるのではないかと考える。それはかつて皆が頻繁に接していた「貸し本」「講談」「落語」「流行歌」「ことばあそび」などではないかと考える。
そこで「上町台地を繋ぐことば」と題して、様々な切り口から言葉に注目して、地域の特性を活用しながら、形にとらわれない教育の場としての記念館の可能性を探りたい。これは「大学は都市ともにあり、都市は大学ともにある」と言った関一市長のことばにヒントを得ており、まさに上町台地ともにある学びの場が
「実学」として「ことば」を上町台地に繋いでいくことを目標にする。
内容 uemachi

1、 地域資産や魅力を踏まえたことばの文化を発掘する。
2、 空堀ことば塾などの既存の活動そしている方とのコラボで「きく」ということを考察する。
3、 定期的に開催している「勝手に直木賞長屋路地裏選考会」を活用し、個人的な行為である読書をわかちあうことを実施する。
4、 「講談」「落語」「義太夫」などの古典芸能から「はなす」ということの重要性を考察する。
5、 現代において言葉を伝える方法論として、映像や音楽という方法についてプロの方を招聘し、実演を通じて考察をする。
6、 成果については、記念館の会報等の紙面で報告する。

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団体名 uemachi NPO 後悔しない家造りネットワーク<いい家塾>
代表者名 uemachi 釜中 明
事業のテーマ・タイトル uemachi 上町台地 たてもの探訪 〜長期活用されるたてものとは〜
主旨 uemachi 建物は社会の資産であり、長期間活用することは意義のあることだと考える。
個々の建物はそれぞれ所有者がいるが、まち並みや景観という面で考えれば、公共的なものであり、まちの共有の財産である。
上町台地には寺社建築などの歴史的建造物をはじめ、都住創に代表されるコーポラティブ住宅、空堀界隈の木造長屋など、構造の違いはあるが、時代を超えて愛される建物が多く残っている。このような建物の紹介と、薬師寺や法隆寺などの改修を手がけた西岡常一氏のドキュメンタリー映画「鬼に訊け」の上映を通し、まちに住む人やこれから家を造る人に長期間活用できる建物の意義と、広くまちとしてとらえた時の資産価値を、楽しみながら考える機会としたい。
内容 uemachi

【たてもの探訪】
自転車で上町台地にある建物を巡ります。(協力 自転車文化タウンづくりの会)
・ルート案 集合天満橋駅→天満橋界隈 コーポラティブマンション都住創→大阪城→NEXT21→空堀界隈長屋→寺町→四天王寺→大阪市立美術館。 

【映画上映&トークセッション】
西岡常一氏の建物に対する想いが詰まったドキュメンタリー映画「鬼に訊け」を上映する。トークセッションでは、映画監督や専門家と建物を長期にわたり活用する意義や、どうすればそのような建物ができるのかを、職人、消費者などへの教育という面からも話し合う場とする。

パネリスト候補:山崎裕次氏(鬼に訊け、映画監督)、秋田光彦氏(パドマ幼稚園園長、大蓮寺 應典院住職)、釜中明(いい家塾 塾長)
 コーディネーター:小池志保子氏(大阪市立大学大学院 准教授)

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団体名 uemachi 自転車文化タウンづくりの会
代表者名 uemachi 新田保次
事業のテーマ・タイトル uemachi 上町台地で自転車文化を育むまちづくり
〜自転車スタンプラリーツアー&まちなか自転車コンクール〜
主旨 uemachi 子どもからお年寄りまで皆が利用する自転車だが、事故の増加や放置自転車対策などが問題となっている。本事業では、自転車を通じたまちの楽しみ方を提案・実施することで、居住地・観光地としてのまちの魅力を再発見するツールとして自転車を見直す。また、コンパクトシティの概念にいわれる「車社会を前提とした都市のあり方からの軌道修正」を踏まえ、今後、自転車を活かしたまちづくりへとつなげていきます。
内容 uemachi 2010年に作成した上町台地サイクリングマップ等を利用し、自転車スタンプラリーツアーを企画、実施(3回、各回20名定員)。また自転車にまつわる写真公募し、上町台地の自転車の「いいね!」を集め、情報発信することで、上町台地で自転車文化を拡げる。
【1】 自転車スタンプラリーツアー(各回20人定員)
上町台地サイクリングマップでの自転車ツアーの実施に際し、スマートフォンのアプリ(iStamp)でスタンプを作成し、訪れた箇所で参加者がスタンプを獲得していく仕組みとする。作成したスタンプは、自転車だけでなく、徒歩でも獲得可能なので、ツアー終了後も一定期間活用することが可能となる。(1ヵ月程度)
ツアー終了後もコンクールに併せて情報発信を行い、個人でもまちをまわれるツールとして利用する。
【スマートフォンを利用した自転車スタンプラリー(10/14)】
自転車の強みを活かして、難波宮、空堀、四天王寺などの見所に立ち寄りつつ、上町台地を巡るツアーを水都大阪2012に絡めて実施。
【上町台地サイクリングマップ自転車ツアー(2/2予定)】
2コースで実施予定 ※コースは変更する可能性あり
●熊野街道コース
川の駅・はちけんや→釣鐘屋敷跡→太閤下水見学施設→近松門左衛門の墓→愛染堂→四天王寺→天王寺公園
●ガーデンコース
OMMビルスカイガーデン→大阪城公園→難波宮跡公園→高津宮→生國魂神社→四天王寺・極楽浄土の庭→天王寺公園慶沢園
※高齢者外出介助の会と連携し、高齢者に自転車で移動することの楽しさを感じてもらう機会としても実施する。
【2】 自転車をテーマにした写真コンクールの開催
自転車にまつわる写真を募集し、コンクールを実施。上町台地部門を作り、上町台地の自転車文化を表彰し、情報発信を通じて自転車の「いいね!」を拡げる。
※Facebookを利用しての募集も行い、空堀商店街との連携を図る。
表彰式:3月予定 表彰式に併せて講演会を実施。
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団体名 uemachi 應典院寺町倶楽部
代表者名 uemachi 西島 宏
事業のテーマ・タイトル uemachi お寺発「異界」との対話プロジェクト〜ポスト3.11のコミュニティデザイン〜
主旨 uemachi 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、人がいかに生き、死ぬかについて痛切に考えさせられる契機を生みました。とりわけ原子力災害をを誘発したことによって、<いのち>をめぐる価値観の問い直しも進んでいると考えられます。すると、哲学者の梅原猛さんが天災でも人災でもなく「文明災」と評していることにも合点がいきます。本事業では「呼吸するお寺」と掲げる應典院を拠点に、震災後を生きる私達の生きる知恵を紐解くため、日常と非日常を結ぶ対話の場づくりに取り組みます。
内容 uemachi 具体的には、(1)ワークショップ、(2)セミナー・シンポジウム、(3)アート展示を展開します。(1)では参加者と共に<いのち>を考えるべく被災地を思う「詩」や「手紙」などをつくる場づくりにあたります。(2)では哲学者や思想家などから未来を展望する上での知見を得ると共に、被災地支援に取り組む市民活動家などが現場で紡いだ知恵を共有し、一部はインターネットにて音声メディアを通じて公開する予定です。(3)では、1月開催の恒例事業「コモンズフェスタ」ならびに「オープン台地」に向けて、上述の各種取り組みを経て得た視点を現代美術作家等によって再整理し、空間展示などにあたります。
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団体名 uemachi 株式会社ダン計画研究所
代表者名 uemachi 吉野国夫
事業のテーマ・タイトル uemachi 都市の歴史を紡ぐ風呂屋
主旨 uemachi

〈大阪の風呂屋〉
風呂屋は大阪文化の礎である。関東地方では「銭湯」と言い「銭」を頭に掲げるが、大阪では親しみを込めて「風呂屋」と言う。風呂屋は、単に金を払い、体を洗い、湯船につかる為だけの場所ではない。

〈「祈り」の風呂屋〉
「ハレとケ」は、柳田國男によって見いだされた、時間論を伴う日本人の伝統的な世界観であり、「ハレ」とは儀礼や祭りなどの「非日常(聖)」を言い、「ケ」とは普段の生活である「日常(俗)」を指す。この「ハレとケ」の概念においては、「葬式」を「ハレ」と見るか「ケ」と見るかが議論となる。「非日常」ではあるが「聖」とは言いがたい「葬式」や、「日常」ではあるが「俗」とは言いがたい「礼拝」は、「ハレ」と「ケ」の間に位置し、この領域を「神が宿る領域」として考えると、以下の図が考えられる。
「キヨメ」と「ケガレ」という「神が宿る領域」を考慮する事により、「ハレ」という非日常から「ケ」という日常に戻り、その日常が蓄積され「ケガレ」、それを「キヨメ」、また「ハレ」の場が訪れるというモデルを考える事ができる。「葬式」や「礼拝」は、まさにこの「神が宿る領域」に位置し、これが全ての日本人の習慣として位置付き、日々の営みとして身の「ケガレ」を「キヨメ」ている。それが「入浴」であり、すなわち「祈り」である。「賽銭さえ払えば浄められる」という発想のもと「銭湯」と呼ぶ人もいるかも知れないが、身の「ケガレ」を「キヨメ」るという行為、すなわち「祈り」こそが、「風呂屋」の本質である。

〈「真なる歴史」を紡ぐ風呂屋〉
ドロレス・ハイデンは、著書“The Power of Place”において、「都市における真の歴史は、英雄的な出来事によってつくられるものではなく、労働者階級である都市生活者1人ひとりの記憶の蓄積によってつくられる」とし、それをパブリックヒストリーと呼んだ。また、彼女は、そのパブリックヒストリーを紡ぐツールとしてオーラルヒストリー(口伝えによる歴史)を用い、都市生活者1人ひとりから聞き取り調査を行う事で、都市における真の歴史を紡ぎ、その場所に潜在する力を継承するプロセスを示している。

日本の都市において、真の歴史は風呂屋で語られる。井戸端会議ならぬ湯殿端会議で交わされる会話は、都市生活者1人ひとりの生活・文化、その奥深くまでが、自然に流れ出る。単なる「銭湯」ではない、「風呂屋」においては、「語り」こそが風呂の中に入っているものであり、我々は「湯」だけではなく、「オーラルヒストリー」に浸かり、真の歴史を紡いでいるのだ。

〈「歴史の補完」と「祈り」の再構築〉
この「風呂屋」が、現在、恐るべきスピードで失われ続けてる。これは、単に「銭湯の経営不振」「銭湯は時流に合わない商売」というだけの話ではなく、我々は風呂屋文化喪失の危機に面しており、これはすなわち、「祈りの喪失」であり、「真なる歴史の喪失」である。「祈りの再構築」及び「真なる歴史の補完」を目的として、上町台地において失われた風呂屋とその文化を、オーラルヒストリーを通じて明らかにすると共に、風呂屋文化の喪失を食い止め、また、新しい風呂屋文化の創出に寄与するため、本事業を実施する。

内容 uemachi 1. 「上町台地 風呂屋文化補完地図」の作成
上町台地内における、過去30年間に存在した、既存・廃業を問わず全ての風呂屋を、大阪府浴場組合の名簿等を通じ調査し、地図にプロットする。
2. 「真なる歴史」を紡ぐ風呂屋 公開ヒアリング(全5回)
風呂屋に詳しいメンバーを対象に風呂屋に関する聞き取り調査(オーラルヒストリー調査)を実施する。聞き取りは公開ヒアリングとするが、上記の「風呂屋文化補完地図」に記載する内容の聞き取りが主旨であり、Facebook等を通じての呼びかけに留め、大々的な広告・宣伝は行わない予定。
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団体名 uemachi 谷町う木う木実行委員会
代表者名 uemachi 山内美陽子
事業のテーマ・タイトル uemachi 谷町う木(き)う木(き)
 (上町台地と林産地が連携し、楽しく木のある暮らしを提案する活動を行う)
主旨 uemachi 日本の森林部の多くは戦後植林された人工林であるが、木を手入れし山を健全に維持し、伐られた木は製材され流通にのり消費者が購入し、その資金が山に戻るという循環が停滞気味となっている。
その解決策には施策としての取組もあるが、消費者と生産者(山のオーナーや製材業者等)の距離が近くなり、お互いのこと・ニーズをよく知り、情報交換・交流をすることがその解決の第一歩として大切である。
 当谷町う木う木は、いくつかの場を通して、より林産地を身近に感じ、地元の木についての理解が進み、木の活用・購入を積極的に捉えられる機会を提供したい。
内容 uemachi ・木について、林業について知れるお話会の開催
・木と親しむものづくりワークショップ開催
・木工品や林産品を販売するマルシェの開催
・木の住まいについて知れる見学ツアーの開催
など
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