今回「上町台地マイルドHOPEゾーン事業」の一環として、まちづくり提案事業助成の募集(応募受付期間7月3日〜20日)を行い、13件の応募がありました。募集期間が限られていたにもかかわらず、様々な提案をいただいた応募者各位の熱意に対して、深く敬意を表します。
本審査委員会では、1次審査として、募集要項に基いて書類審査を実施し、13件すべての応募提案について2次審査を実施することとし、8月2日に個別ヒアリングを実施しました。その後、委員一人一人が「公益性」、「実現性・発展性」「先駆性」「地域への貢献性や波及効果」「持続性・継続性・熱意」の5点を基準にして総合評価を行い(すべての項目を満たす必要はない)、さらに1件ずつ慎重に審議して評価の高かった8件を選定しました。次に残りの5件を再審査して、今回の採択水準には達しないものの、萌芽的な事業として評価できる1件を追加して選定しました。その結果、応募数13件のうち9件の提案事業を選定しました。
助成額については、審査委員の評価点によって、いくつかの段階に分けました。ただ、個別審査で助成経費対象外となった要求項目がある団体の中には、さらに減額したものもあります。なお、萌芽的な事業は、申請額の一部を助成することにしました。
今回、選定された、上町台地マイルドHOPEゾーン事業の一環である、まちづくり提案事業は、意欲的な提案が盛り込まれたもの、地域住民も積極的に参加できるもの、次世代にこれまでの蓄積を伝えるものなど、それぞれに特徴が認められます。これは上町台地における、まちづくりが多彩な形で前進しつつあることを反映したものと評価できます。提案事業の実施にあたり、上町台地の居住地魅力の向上に向けて、積極的に取り組んでいただくよう希望いたします。一方、今回、選定にいたらなかった団体については、次回に再度チャレンジいただくことを期待いたします。
助成を行う9団体の提案事業についての採択理由及び各提案事業の概要は、以下のとおりです。 |