このたび、上町台地マイルドHOPEゾーン協議会事業の一環として、上町台地マイルドHOPEゾーン協議会が実施する「まちづくり提案事業・調査研究事業」の募集を6月11日〜7月11日の間に行ったところ、まちづくり提案事業6件、調査研究事業1件、合計7 件の応募がありました。まちづくり提案事業の募集においては、継続的な活動も対象とした“一般事業”のほか、「地域開放(施設含む)」「防災・減災」といった、上町台地における現在的な課題に沿った事業を対象とする“テーマ事業”の2つのコースを設けたところ、意欲的で多様な提案があり、調査研究事業についても、上町台地を対象とした調査研究の応募をいただきました。両事業に対する応募者各位の熱意に対し、深く敬意を表します。
本審査委員会では、1次の書類審査を経て、7件すべての応募提案について、個別ヒアリングによる2次審査を7月23日に実施し、「事業目的」、「公益性」、「実現性・発展性」、「先駆性」、「地域への貢献性や波及効果」、「持続性・継続性・熱意」などの観点から総合的に評価を行い、慎重な審議のうえ、応募のあったまちづくり提案事業・調査研究事業のすべてを、実施事業として選定しました。
今回選定されたまちづくり提案事業は、各団体がこれまで行ってきたまちづくり活動を基礎としながら、上町台地の魅力をさらに見出し、発信する内容といえます。
また、調査研究事業については、時代の変化のなかで継承される暮らしとコミュニティに着目し、上町台地の魅力の再発見へつながる点が評価されたものです。
事業実施額については、事業内容の審議の結果、応募者の希望通りに配分できなかった事業もありますが、各団体・研究者におかれては、創意工夫のうえ当初の事業趣旨を全うしていただきたいと思います。
最後に、事業の実施にあたりましては、地域や会員の皆様方とより一層連携・協働し、上町台地の居住地魅力の向上や魅力情報の発信に積極的に取り組んでいただくよう、また、学術的に意義深い研究となるよう、努力していただくことをお願いいたします。 |